旧千葉家住宅は、近世山陽道(西国街道)の宿場町として栄えた海田にあって、宿駅の要職を勤めた千葉家の旧宅です。
御茶屋(本陣)や脇本陣に準ずる施設として、要人の休泊などにも使われた本住宅は、街道沿いに面して建ち、主屋・角屋・座敷棟および泉庭により構成されています。
中でも安永3年(1774)に建築された座敷棟は、同時期に立てられた付属建物や泉庭とともに、建築当初の統一感ある接客空間の面影を今によく伝えており、平成3年に書院が広島県重要文化財、泉庭が広島県名勝に指定されました。海田市の西国街道沿いの、最大の見どころです。
令和6年に、座敷棟が建築250年を迎えた旧千葉家住宅。西国街道宿場町と併せて、是非お楽しみください。
日 時:第2、4土曜日の前日から連続する4日間の10時~16時
見学料:無料
駐車場:無料(住宅公開時間のみ・大型バス不可)